Qdaiのブログ

田舎おやじのつぶやき

不思議な言い回し

こんな言い回しが気になるのは私だけだろうか。

・気になる言い回し・その1「嘘の説明をしているが、隠蔽はしていない」

毎勤統計不正問題で厚生労働省の特別監査委員会が出した結論。聞いて「えっ?」と思った。特別監査委の説明では「隠蔽は積極的に隠すという厳格な要件が必要」と説明しているが、「嘘の報告をする」ことと「積極的に隠す」ことにどれほどの違いがあるのだろうか。やはり、なぜ嘘の報告をしたのかとの疑念は残る。また、念のために辞書を引いてみると、隠蔽とは「おおいかくすこと」とある。「嘘を言うこと」とどう違うのだろうか。妙な言い回しである。

・気になる言い回し・その2「忖度していない」

森友・加計問題、また毎勤統計問題にもたびたび出てきた言い回し。「話はしたが忖度はしていない」「コミュニケーションは取ったが忖度はしていない」など。辞書を引いてみた。「忖度」とは「他人の心の中をおしはかること。推察」とある。普通、他人と話したりコミュニケーションをとるときには、相手の気持ちを忖度するのが普通のことである。それが人間関係をよくすることだからだ。今では接待ロボットでも相手に気持ちを忖度する。ましてや人間が相手の気持ちを忖度しないで会話するなどと言うことはまずないことだ。妙なことである。

 結局これだから森友・加計問題にしろ毎勤統計問題にしろ、「解決した」という感じが国民の中に生まれないのだ。