天皇のお心と政治の状況
23日の天皇陛下・誕生日の記者会見に感動した。
「象徴天皇」としての心構え、さまざまな事柄に対する姿勢…すべての国民の安寧を願い、また平和を願うお心…聞きながら涙がこぼれそうになった。
天皇の位置は憲法によって「日本国の象徴であり、国民統合の象徴」と定義づけられている。
では「象徴」とはどんな意味だろうか。
辞書によれば「おもに抽象的な事がらをしめすのに役立つかたち」とある。
私なりに考えれば、その「象徴」のかたちを具現したのが現天皇のお心であり姿勢ではなかろうか。
つまり「国民の安寧と平和への祈念の姿」これが「象徴天皇」と言えよう。
この天皇のお心と姿を思う時、今の政治の荒廃…まさに独裁ともいえる状況を嘆かわしいと思うのは私だけではあるまい。