Qdaiのブログ

田舎おやじのつぶやき

「成人の日」に思う

14日は成人の日だった。

街を闊歩する和服姿の娘さんは得意げである。

ところで、成人の日につけて思い出すことがある。

1970年代ごろのことと記憶しているが、参加者の服装があまりきらびやかになるので、華美の傾向を是正しようと、成人式を真夏に行う自治体が相次いだ。

酷暑の真夏だときらびやかな和服など着ておれまい、という心である。

ところが、街の和服屋さんや貸衣装店から大いなる反発が相次いだ。

放っておくと首長や議員さんたちの選挙に影響しかねない騒ぎになったのだ。

そこで各自治体は頭をひねった。そして、なんと、成人式を真冬の今の時期と真夏のお盆頃の2回行う自治体がでたのだ。

苦肉の策というやつだ。

しかし、その後は真夏の成人式はだんだん姿を消し、いまではほとんどが今の時期に行うようになった。

それがどうした、と問われても答えようがないが、これも歴史の1ページかと思うだけである。

もう一つ。成人式に出席した青年男女へのインタビューがテレビに映っていたが、受け答えは「社会の役に立つひとを目指す」とか「地域に貢献するよう努める」とか、なかなか立派な言葉が相次いでいた。結構なことだ。

そこで私はひねくれた。

最近選挙の投票率がどことも低くなっているが、中でも20歳代の低投票率が目立っている。

新成人の言葉と若者の低投票のギャップに違和感を感じるのは私だけだろうか。

などと言うのも年寄りの繰り言か。